GDP(国内総生産)

「日本のドル換算でのGDPがドイツを下回って4位に転落する見通しである」

衝撃的なニュースを目にしました👀
 
近年の日本は4重苦の状態💦
「低成長」「低賃金」「弱い通貨(円)」「貿易赤字」
 
国の【付加価値】と言われている国内総生産=GDPでは、日本はアメリカの1/5
2010年に抜かれた中国とは、1/4と大きく差が開いています📊
 
日本は世界ランキングでアメリカと中国の2強に次いで”3位”だったのですが、4位に転落ということです🥲
 
さらに、アメリカと中国はしっかりと成長曲線を描いているのですが、日本の成長曲線は微々たるものでした。
13年前に抜かれた中国とは1/4と差が開いていますからね📉

 
 
さて、GDPから会計の内容に繋げていきます🧮
 
会計用語では【付加価値】とは、簡単に表現すると諸経費を引く前の”儲け”になります。
計算式 『売上-変動費=付加価値』
 
例) 売上 100 - 仕入 50 =【付加価値 50】
【付加価値 50】- 諸経費 40(人件費&家賃&光熱費&通信費など)= 利益 10
 
では、付加価値の中から捻出する人に関する諸経費は「人件費」です。
 
この『付加価値』と『人件費』について、ある指標が存在します💡
それを、【労働分配率】と言います🔍
 
【労働分配率】とは、企業等において生産した付加価値全体のうち、どれだけ人件費(給料)として還元されていますか❓という割合です。
 
計算式 『労働分配率=人件費÷付加価値』
 
労働分配率が低すぎると、稼ぎ出したお金を還元できている割合が低く
労働分配率が高すぎると、稼ぎ出したお金を還元し過ぎている
となります。
 
労働分配率はあくまでも割合の話しですが
原資となる【付加価値】を上げないと、還元する給料が出したくても出せない状態となります💰

 
 
話題をGDPに戻しまして、、、
 
別の指標もあります。
「国内総生産(GDP)÷人口」≒『1人当たりの国内総生産(GDP)ランキング』
 
何を示しているかというと、人口が多くなると生産量も上がります🆙
そこで、「一人当たりの生産量ってどうなの??」という指標になります。
 
例えば、10人の会社と1000人の会社だと売上高は違います💡
売上高が多くなれば、連動して付加価値も多くなります📈
 
この指標では、日本は31位🥷、アメリカは7位🙋‍♂️、中国68位👲
1位は、ヨーロッパにあるルクセンブルク🤹‍♂️
(1990年代は日本もTOP5にいたのですが。。。)
 
中国の国内総生産(GDP)は世界2位ですが、人口が約14億人なので1人当たりに換算すると68位になるということです。【付加価値】はたくさん儲けているけど、従業員多すぎだから1人当たりの賃金は低いですよ~みたいな感じ🚩
 
ということで、国内総生産(GDP)首位のアメリカと日本の”平均賃金”の格差が約半分になってしまうことには一理ありますね🙄
 
アメリカと中国は日本よりも人口が多い国ですが、ドイツについては日本の人口の2/3で国内総生産(付加価値)を超えたということになります⚠️
これは何を意味しているのでしょうか❓❓
 
 
国も企業も【付加価値】に注目してみてください💘

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