「給料を上げようと思うんだけど、いくらから税率あがるんだっけ?」
さて、今回はよく相談される内容についてです。
税率が変わるタイミングで税額が多くなり、凄く損をすると思っている人がいます🤦♂️
まさに都市伝説的な話しですね👽
※参考 国税庁HPの所得税率表のURLはコチラ
では、具体的に計算してみましょ📌
例1)所得金額 8,999,000円の人 税率 23%
例2)所得金額 9,000,000円の人 税率 33%
パッと見ると、所得金額が 1,000円違うだけなのに税率が10%も違うのッ❗❗
って、なりますよね👀
実は、各税率によって「控除額」というものが設定されており
この「控除額」ってのが ”ポイント” なんですよ✔
◆計算
例1)8,999,000円 × 23% - 636,000円(控除額)= 1,433,770円 所得税
例2)9,000,000円 × 33% - 1,536,000円(控除額)= 1,434,000円 所得税
・・・あれ!? 230円しかUPしてない。
税率の境目なのに、、、
控除額で調整してくれてるじゃん!
では、続いて 例3)として 9,100,000円の場合はどうでしょうか?
例3)9,100,000円 × 33% - 1,536,000円(控除額)= 1,467,000円
◆ 例1)と 例3)との比較
課税所得 101,000円 UP に対して 税額 33,230円 UP
9,000,000円超の部分だけに 33%が適用されているのがわかります💡
以上のことから所得税は、「超過累進課税」方式を採用しています。
「超過累進課税」・・・課税標準が一定額を超えた場合、その超えた金額に対してのみ高い税率を適用
きっと冒頭のように勘違いしている人は、「単純累進課税」という考え方からでしょう。
「単純累進課税」・・・税率の境目で全体の税率が変わる! 不合理ではないかっ!
計算例)
8,999,000円 × 23% = 2,069,770円
9,000,000円 × 33% = 2,970,000円
1,000円しかUPしてないのに 900,230円税金増えるのっ!? ☜ 不合理です😂
ちゃ~んと国は不合理のないように調整してくれてますね😍
ちなみに、「年収」と「課税所得」は全然意味が違ってきますよ🔍
これまたムズカシイ。。。