第2回目は8月5日(水)午後4時より、当事務所セミナールームで開催しました。
第1回のセミナーでは「経営理念」を作っていただきました。
経営理念でメシが食えるか!
と、思いながらセミナーを受けていた方もいらっしゃったことでしょう。
(実際に言葉にされた方はいらっしゃいませんでしたが・・・)
さて今回のセミナーでは、ロマンに溢れた経営者の思い=「経営理念」を
達成するためには具体的にどうしたらいいのかを考えていきます。
1stステップ 現状分析(過去を振り返る⇒現在を見つめる)
まず、定性面(数値に現れないもの)と定量面(会計数値)から会社の現状を分析します。
(1)定性分析(数値に現れないもの)
会社はなんといっても経営者次第であり、経営者の考え方・行動が会社を支配しています。
社長への信頼と安心感が何よりも重要です。
当セミナーでは、定性面(人材力・マーケティング力・管理力)の現状分析を
各分野18項目の質問に答えるアンケート形式の「自己診断シート」を使って行います。
この自己診断シートに回答すると、結果は各項目ごとに採点され、課題の洗い出しができます。
会話をする中で、楽しく自然に自己診断ができてしまいます。
「楽しい雰囲気なのに質問はキビシイな~!」
「こんなところまで聞く?」
「終わってみると、課題が見えてきたなー」
と、いうような参加者の声が挙がります。
この診断結果を3rdステップのアクションプランにつなげていきます。
(2)定量分析(会計数値)
会計数値の分析は「決算診断書」を使って行います。
決算診断書には、「会社の強み・弱み」「同業他社との比較」「金融機関からの評価」
などの情報が分かりやすく記載されています。
この「決算診断書」をつかって、会社の経営状態を分析し、
将来(5年後、10年後)の目標策定に役立てています。
2ndステップ 経営ビジョン(将来を想像する⇒会社の方向性を決める)
いま行っているビジネスが将来どうなっていくのかを見据え、
会社を継続して繁栄させるための「未来予想図」作ります。
これからも会社が生き残るためには「変化の決断」が必要になるかもしれません。
挑戦し続けるのか、このまま今のビジネスを続けていくのか。
挑戦するためには、「こうなりたい」というビジョンを持つ必要があります。
実際に目標を設定して、文章にする。そしてそれを社員に浸透させる必要があるのです。
担当者との会話を通じて会社の将来を具体化し、文章にします。
3rdステップ 行動計画(具体的な行動に移す)
中小企業では社長が多くの役職を兼任している場合が多く、
社長が単独で策定した経営計画になりがちです。
しかし、目標達成にこぎつけるために実際に行動するのは会社組織の全員です。
当事務所では重点行動目標を6つに絞り、それぞれについて具体的な行動を示します。
さらに、各項目を実行する経営陣、管理職者など全社員の役割分担を明確に設定します。
また、四半期ごとに実際の行動内容や目標の達成度合いのフィードバックも行い、
今後につながる継続的なサポートを行っています。
このアクションプランを実行するかどうかで今後の会社の数字は変わっていきます。
経営計画は会計数値作りのイメージが大きいですが、
当セミナーでは、まず現状分析と具体的なアクションプランを策定します。