7月に入り、今年も折り返し地点が過ぎました。
そこで、前半戦を振り返り”資金繰り”に直結する、新規借入&借換案件が数多くありましたので、いくつか事例をご紹介致します。
◆金融機関借入金案件 その①
事業拡大及び建物の老朽化から、新社屋の建設費用を新規借入した案件です。
当初提示されていた借入条件は、
借入額 約7,000万円 金利 0.8%
という内容でした。
上記の条件で借入を進めようと顧問先様からご相談をいただいた時に、
会社のP/L及びB/Sの状況が良好のため 「金利は、0.5%未満になるだろう」 と予想しました。
その後、金融機関と”いろいろ”打ち合わせを行い最終的には・・・
金利が 0.38% となりました!
金利計算すると、トータルで 約75万円 のキャッシュアウトを防ぐことができ、大変満足していただけました。
◆金融機関借入金案件 その②
収益物件となる不動産の建設費用を新規借入した案件です。
当初提示されていた借入条件が
借入額 約1億2,000万円 金利 1.25%
という内容でした。
しかし、会社の財務状況等から交渉することによって 「低金利の条件で借りられるだろう」 と予想できたので、
その旨を顧問先様へお伝えしたところ、
「それでは、金融機関との借入交渉を一緒にやって欲しい」との依頼がありました。
当事務所で事業計画書を綿密に作成し、各金融機関と交渉を進めた結果・・・
金利が 0.65% となりました!
こちらも金利計算すると、トータルで 約370万円 のキャッシュアウトを防ぐことに繋がりました。
◆金融機関借入金案件 その③
先代の代表者の時に発生した借入金を、事業承継した代表者が引継ぎ、業績UPのタイミングで借換を行った案件です。
既存の借入条件
借入金 約2,000万円 金利 3.85%
金利負担が重く、少し厳しい条件ではありましたが、必要書類を揃え他の金融機関と打ち合わせの結果・・・
残金全て借換に成功し、 金利が 1.65% となりました!
さらに、着金まで要した日数は3日間!!
これは、お客様も満足を通り越して、大変驚いたご様子でした。
ちなみに、金利計算トータルで、 約165万円 の効果です。
他にも案件はございますが、共通していることが1つあります。
それは、適正な財務分析と事業計画から、新規借入及び借換の効果をある程度予想できたということです。
法人・個人の資産背景や担保状況、業績等などもございますが、
適正な財務分析を行うには、当事務所が推奨している 「決算診断書」 に尽きます!
「決算診断書」 では、会社の状況が分かり易く解説されており
・会社の強み、弱みはどこなのか?
・同業他社と比較してどうなのか?
・金融機関からどのように評価(格付け)されているのか?
といったことが、把握できます。
この 「決算診断書」 基に、その他の情報を整理し、各金融機関の担当者(キレ者に限る)と打ち合わせを進めていくわけです。
当事務所全体で取り組み、現在進行中の案件もありますので、随時情報提供していく方針です。