9月12日(金)に、経営計画セミナー第3回目を開催しました。
初めての数値計画編で、前半は売上計画・後半は固定費計画の策定に取り組みました。
(実際には議論が白熱しすぎたため、休憩なしの2時間ぶっ通しセミナーになりました)
①売上計画
・販売計画
:商品・部門ごとに月別の売上計画・仕入原価率の目標値を設定します。過年度の業績や損益分岐点売上高、業界標準値を参考にしながら、それぞれの会社にあった目標設定ができました。
・回収・支払計画
:資金繰りを圧迫する大きな原因に、売上債権の回収期間が長いこと、仕入債務の支払期限が短いことが挙げられます。効率良い資金繰りには、回収・支払の管理が必要なのです。
②固定費計画
・人件費計画
:固定費のうち、最も大きなウエイトを占めるのが人件費です。金額の増減の予定だけではなく、「現在の人事評価・人件費の金額や従業員への配分は適切なのか」「人事制度を構築するにはどうしたらいいのか」など踏み込んだ内容の議論も展開されました。
・販売管理費計画
:広告宣伝費、修繕費、備品消耗品費――などの細かい経費科目をひとつひとつ確認していきます。「来期は○○をしたい」という社長の声を数字に落とし込んでいきます。
・借入計画
:現在の借入金の返済額の計画だけでなく、将来借入をしたいという声も計画に反映させていきます。さらに、「今の状態(B/S・P/L)で借入ができるのか」「もっといい条件で借入をするにはどうしたらいいのか」といった厳しい議論も飛び交いました。
これらすべてを完成させると、実績と目標の分析をすることができます。