先日7月1日、国税庁より平成25年1月1日の路線価が発表されました。
『路線価日本一は28年連続で東京・銀座の文具店「鳩居堂」前。前年と同じ1㎡当たり2,152万円!』
この時期になると、新聞やニュースで取り上げられているこちらの話題。
これを見て「土地は高いなあ」と感じた方も多いのではないでしょうか。
ですが、そもそも路線価とは何なのか、ご存知ですか?
< 路線価とは? >
贈与税や相続税を算出する為の指標です。
各道路に面する地域の「1㎡あたりの土地の評価額」のことを言います。
路線価(単位:千円)に土地の面積(㎡)をかけて、相続税や贈与税の評価額を算定します。
※「山野楽器銀座本店が1位」と、3月頃に話題になる「公示地価」とは別の指標です。
公示地価とは、土地取引の適正な価格を算出する為の指標です。
25年は前年比1.8%下落し、5年連続で路線価は下落。しかし、都市部の路線価は上昇しています。
<参考>
・埼玉県最高値(大宮駅西口駅前ロータリー)
平成24年 2,220,000円 / 平成25年 2,250,000円
・野原税理士事務所前(北区土呂町2丁目)
平成24年 210,000円 / 平成25年 210,000円
路線価が上がると土地の評価額が上がり相続税・贈与税も増額します。
特に都市部にお住まいの方は、自宅の土地がいくらだと評価されるのか、
知っていたほうがよいかもしれません。
税制改革がなされ、相続税大増税と言われています。
早めの対策が節税の効果を大きく発揮します。
国税庁/財産評価基準書(路線価はこちらで閲覧できます)