先日、(株)セールスフォース・ドットコム社が開催した、
“Cloudforce 2010 Japan” というイベントに出席してきました。
2日間に渡り、都内ホテルの大ホールにて開催されましたが、
この写真のように、朝から数多くの出席者が集まり、会場は熱気に包まれていました。
※ こちらから、基調講演の資料を見ることができます。
社名にも使われているこの “SalesForce” という言葉、
聞き覚えのある方は少ないのではないかと思います。
“SalesForce”は、「顧客管理・商談管理」という営業業務領域を支援する情報システムとして、
非常に実績があり、評価の高いソフトウェアで、全世界で約80,000社以上の企業で導入されています。
このソフトウェアが利用されている経営領域は、主に、営業の現場であり、
「顧客との関係性を緊密化」し、「組織として、確度の高い受注活動を遂行」していくための経営手法として、
SFA (Sales Force Automation)や、CRM (Client Relationship Management) という名称で呼ばれています。
現代の企業経営において、業務改革と情報システム改革は、改革の両輪となります。
また、従来のソフトウェアとは異なり、大規模投資が必要でなく、インターネットさえ接続できれば利用可能で、
情報端末へのインストールが不要で、リアルタイムで情報や機能が更新されていく、という優れた特徴を有しております。
これは、最近よく聞かれる「クラウド・コンピューティング」の特徴であり、SalesForceはその代表格の一つです。
世の中には、”SalesForce” 以外にも多様なSFA, CRMソフトウェアが存在しますが、
今回のイベントで、情報システムの革新について、その最先端の動向を知ることができ、大変有意義でした。
昨今の中小企業を取り巻く厳しい経営環境において、
「売上増加」という経営課題はとても重要なテーマであり、難しいテーマとなっています。
過去と同じやり方をしていたのでは、「売上増加」を容易に実現できないことは、現実が物語っています。
一つの起爆剤として、こうした観点から経営スタイルを見直すことも必要な時代になってきたのかもしれません。
今回得ることのできた情報を、ただの情報にするのではなく、
クライアント企業の経営力向上に少しでも役立てられるように、
今後も提案活動・情報提供に努めて行きたいと思います。
(野原健太郎)